お外でひかり電話 第8章 “Andromeda-ma-no-oyaji” スマホ子機の設定
CLI(Command Line Interface)モードの使い方
ここまで一気に来たわけだけど、
sip.conf
extensions.conf
などを変更したら設定を反映させるため、CLIモードに入って更新すること。
# asterisk -vvvvvcr
以下のようにコマンドプロンプトに続けて「reload」と打てば良い。
raspberrypi*CLI>reload
これで設定が反映されている。
いよいよ子機となるスマホの設定だ。
アプリはZoiper(現時点での最新版はZoiper 1.28 for Android)を使う。
有無を言わさず(同様な設定を入れたiPhoneでも実験済みだよ)。
現時点(2015.12月)までにアプリは有料のものも含めていろいろ試したけれど、これ以外は適さなかった。
だからこの一択(日本語誤用)で。
GooglePlay経由でのインストールは問題ないよね。
これからその後の設定を説明する。
1台目のスマホ(内線番号201とする)のZoiperを開いたら右上にある歯車マーク「Config」をタッチ。
Config → Accounts → Add account → Yes → Manual configuration
と進む。次に以下の4箇所だけ、必要項目を入力する。
固定IPアドレスまたはダイナミックDNSへの申し込み手続きなどを終えて、準備はできているよね?
Account name → ここはなんでも可。Zoiper使用中は「XXX」is ready と緑色で表示される。
Host → 固定IPアドレスまたはDDNS名
Username → 201(内線番号)
Password → ultralongpassword1234etc_01(内線番号に対応したパスワード)
これだけでOK。もう1台にはUsername=202とPassword=ultralongpassword1234etc_02の部分だけを変更して登録する。繰り返しになるけど、パスワードは複雑で長いものを各自、用意してね。
念のため、パスワードは子機ごとに変更しておいた方が良いと思うよ。
もし固定IPなどの契約がまだの時は、上記設定画面でHostの所を
Host → 192.168.1.2
にしてやるとwifi環境限定(つまり「お外で」の部分は後回しにする、ということ)の実験ができる。
ここまでの設定(DDNSや固定IPの設定を含めて)がちゃんとできていれば、
内線どうしの通話
家から外へかける通話(時報を聴いてみる)
ができるようになっている。
もしこれで通話できないと、どこか設定がおかしいということになるから見直してみて。
携帯など、その他外線からの着信はルータ(BUFFALO WZR-450HP)の設定が必要になるから、その話は次に。