お外でひかり電話 第2章 “Win Back the Root” 〜rootを奪還せよ
事実。「rootなんて取り返せない」
じゃあ、ゼロから作り直すだけだ。
もともとチャレンジした動機はこうさ。
ひと昔前に電話に関する自分の希望を専門業者に問い合わせたら。
PBXですねって言われて。
100万円くらいかかりますって言われたんだ。
しばらくは中古のビジネスフォンを自分で設定して使ってたんだけど。
時代の流れで、技術の風向きは僕にとって有利になってきた。
2015年現在、僕の手のひらの上にはRaspberryPi2が載っている。
RaspberryPi2にasteriskを再度設定する。その時のメモを記事にする。
記事の作成までに日数が空いたため、抜けたところ、飛ばしてしまった部分などがあるかもしれない。
備忘録として記事を仕上げていく。
思い出した部分は随時変更していくつもりだ。
これらの記事を参考に追実験をやってもらうのは構わない。
お約束のアレさえ守ってくれれば。
でもね、いつにも増して大切なことが一つあるんだ。
それは、「セキュリティ」
事実、asteriskサーバーに関するネット情報はたくさんある。
書籍もある。
一般的なサーバーセキュリティに関する情報ならネットでも書籍もたくさんある。
でも、ことasteriskに現実的に適用できるセキュリティ情報は現時点ではまだ少ない。
セキュリティは地味です。
asteriskのインストールやその他ネット環境に関する設定などは、先人達の詳しいサイトを参考にして欲しい。
むしろここではasteriskに絞ったセキュリティの話に力を入れていきたい。
乗っ取られたあの不快感を他の誰にも味わってほしくないんだ。
サーバーを立ち上げることが積極的実験だったら、セキュリティ面を充実させていくことは消極的実験であることは否めない。
年額いくら、で独自ドメインを取り自宅サーバーを立ち上げてWEB、メール、DNSと一通りのサーバーを立ち上げるのは楽しいし華やかなものだ。
でも迂闊にサーバーを立ち上げてそれが「他者攻撃の踏み台」にするために乗っ取られたとしたら。
迷惑をばらまく「クラッカー」と同罪になっちゃう。
面倒でも、最後にかならず報われる。
やれば、わかる。