お外でひかり電話 第13章 ”Out ! For-Ever” fail2banのテスト
fail2banの動作をテストしてみる。
# fail2ban-regex /var/log/asterisk/messages /etc/fail2ban/filter.d/asterisk.conf
現状のログファイル上に、fail2banで検知できる不正アクセスがあるかどうかのテスト。
もしあればぞろぞろとメッセージがでてくる。
でもこれは表示しているだけで、fail2banが動作しているかどうかはまた別の話になる。
じゃあ、fail2banがちゃんど動いてくれているかのテスト。
# iptables -L -v
を実行したとき、
Chain fail2ban-ASTERISK
の文字は現れただろうか。出たらOK。
もし出現しなかったら。
そう、動作していないのだ。
せっかく入れたfail2banが動作していないのだ。
そんなときはどうするか。以下のコマンドを入力してみてほしい。
# fail2ban-client start
エラーが出ただろうか。そのメッセージの中に書いているファイルは、前記の設定3ファイル、
/etc/fail2ban/jail.local (優先される独自設定ファイル)
/etc/fail2ban/action.d/iptables-sip.conf(どんな条件がそろったらbanするかを決めているファイル)
/etc/fail2ban/filter.d/asterisk.conf(不正アクセス発見のためのフィルター)
あるいは
/etc/fail2ban/jail.conf(/etc/fail2ban/jail.local の親ファイル)
のどれかのファイルに該当するはずである。
nanoでそれら4ファイルを開いてみて、ctrl+wの検索機能も駆使し探してみてほしい。
該当部分は実はasteriskのセキュリティ設定自体に関係ない場合がほとんどである。
それであれば思い切ってそのあたりを全部削除してもかまわない。
そしてその都度
# fail2ban-client start
を実行してみる。
エラー修正の後、動き出しらたメッセージが表示される。
ちょっとした感動の瞬間だ。